雲の湧き上がるように。


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そして、はじまり。
何がいけなかったのかは
まぁ、いろいろと理由がある。

儲からないイベントを意地はってやり続けているだとか
バイト先が閉店したあと、アテにしていた次の仕事が
どうも、うまく調整つかなくってギャラが入らなかったとか
途中まで進学するつもりだったから
失業保険を申請するのが遅れたとか。
(遅れてなければ今頃もらえてるはずなのだ)

請求書を寝床の横に貼付けている。
現在、クレジットその他もろもろの
請求額が全部で14万もあった。
そのうち、すぐに払うべきものは10万ほど。

手持ちの現金はまったく足りない。
仕方がないので、コンビニに行く。
何故かマンガを読んでしまう。
ネウロの展開は非常に好感がもてる。
ミステリが、謎解きを物語の駆動原理にしながら
哲学的な主題に届こうとするのに似ている。
(ミステリ自体は読まないけれど、
東浩紀の対談集などでよく言及されるのでそういう印象をもっている)

違う。
キャッシングに来たのだ。
「ご利用は計画的に」とかチワワが看板をぶらさげている
わけでもない。
なんの障壁もない。
それが、どうにも恐ろしく思える。

ATMの前に立って、
10万を引き出す。
当面の、請求書を片付けるために。

部屋に戻って、家賃を払う。
「遅れる時は連絡さえしてくれればいいですよ」
謝る僕に家主が言う。
まさかそれが借金した金とも思わないだろうけれども
若干の違和感はあったかもしれない。
なにせ、その違和感は僕自身のものだったから。

しばらくすると、日雇いバイトの応募をしていたところから電話がかかる。
この借金はとりあえずの請求金額を払うためで
来月に加算される家賃、生活費ではない。
それを稼いでさらに、借金を減らすべく働かねば。

今日は彼女の時間があいたらしく
午後に少しデートをする。
さて、どうやって話を切り出そうか。

| おいしくない借金生活 | comments(0) | trackbacks(1) |
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