雲の湧き上がるように。


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PresentBoxという9.19(長文)
僕は朝から仕事だった。

麺を茹でる機械が老朽化していて時々止まる。
ほとんどめろめろになりながら
スープを作りながららーめんを作る。

だいたいほっといても
上の空になりそうな日だってのに。
日曜日は忙しい。

だけど四時には
あがらせてもらう。
いや、結局店を出たのは四時半で
部屋の掃除とかしたかったけれども
着替えて、少しモノを整理しただけで限界だった。

花を買わなくては。

阪急長岡天神から行けば
烏丸で降りてそこら辺は
花屋が点在してるのを知ってる。
ビジネス街かつ繁華街、
人のまじわる場所に花屋はある。

だから、集合場所は京都駅に指定したものの
烏丸で降りたかった。

しかし、日曜日。
阪急周辺の私営駐輪場はすべて休んでいた(!)
なんてこった。

お金がない奴は困るしかないんだよなぁ
とふと思うが、それはともかく
少し離れたJR長岡京近くの市営駐輪場に止める。

天気は曇り。
少しだけ疲れている。
だから、諦めて京都駅周辺で花を探すことにする。

電車待ちで、煙草を吸う。
知らない人に火を貸す。
みんな誰かに会いに行く、駅のホーム。

JR京都駅は外から見ると面白いが
電車に乗って滑り込むとそれほどでもない。
レールがたくさん並んでる。平行線。
さて、何人集まるのだろう。
まだ、五時半。

駅員さんに聞いても観光案内所で聞いても
伊勢丹の中じゃないですかね、と答えられる。
百貨店の花屋なんか高そうなんですけど、、、と
躊躇していたのだけれど、しょうがない。
チキリヤガーデンなる店で一番安い花はなんですか、と尋ねて買う。

あ、まとめなくていいです。
一本ずつ渡したいんです。

20本のガーベラが適当な長さに切られて
水を含んだガーゼを巻かれ
ラッピングされていく。
店員さんは嫌な顔一つせず仕事をしていく。
最初は一人だったけど、となりにいた人も手伝って
そのうち奥から来た人も手伝って、三人で流れ作業を作っていく。

ありがとう、と礼を言って
ガーベラの入った紙袋を下げて京都駅。
あと、三十分ほどで時間だ。
とりあえず花を一本だけ取り出して待つ。

メイさんから連絡がある。
少し遅れるとのこと、
いいさ、僕は来るならいつだって待ってる。

改札は一定のリズムで人を吐き出しているが、
誰が誰だか分からない。
むー。

あ、という顔をした人がいた。
僕もあ、という顔をして
彼が近づいてくるのを待つ。

てんとうむしさんだった。
よかったよかった。
集合場所を転々と一人で回るのは勘弁だからね。

かちりと、35分。
時間を少し過ぎても人が来ないので
地下鉄に乗ることにする。

ぽそぽそとしゃべりながら
彼は仲間内でもすでにてんとうむしと呼ばれてるらしいけど
略称がむしだと聞いて、それはあんまりだと思ったので
てんさんてんさんと呼ぶことにした。

あー、そんなこと言ってるの
某人気長寿漫画にいたねぇ、
誰だっけか、誰だっけな
チャオズ!


三条大橋。7時五分前
京都駅はあくまでも駅らしく通過点のイメージがあるが
鴨川のたもとには、何か漂着してしまったイメージがある。
終点ではないけれど、ひとつの終着。

メールが入り、すでに参加者は現地にそろいつつあるらしい。
僕は少し鴨川の雰囲気を味わって
KTBが通り過ぎたので、カメラの後を追って橋を渡る。

どうなるんでしょうね、とか言いながら。

HUBに入る。
注文はあとにして、少し早足で階段を昇る。

ずっと前から待っていたみたいに
(事実先入りしてもらった人はそうだったが)
迎えられる。単純に嬉しい。

すでに、ことりさん、JIROさん、享子さん、しんご君、原田君、
が来ていて、僕らで7人。
花を持っていると、嬉しさを相手に伝えるのは
とても分かりやすい。
うやうやしく、少しもったいぶって渡していく。

最初のビールはベスパールエール(1パイント)
ほんとはギネスが一番いいけど、
ちょっと疲れ気味だしね、さっぱりしたのが欲しかった。

実はここで初めてあったのは原田君だけだったりする。
原田君は思ったよりも
優しそうな感じで(僕はもっとナイフみたいな人かと思ってた)
僕のHPを読んだと教えてくれた。
ビールを片手に、話をしたり、聞いたり。
熱意のある人は素晴らしい。

全体的に熱気がふつふつとしていて
ことりさんはすでに酔っぱらいかけていて
(あるいはテンションがあがってて)
享子さんもこころなしか、二割り増しくらい
テンションが高かった気がする。
しんご君は相変わらず、
ユーモアと毒を1:1のベストブレンドで吐いている。
その中でJIROさんは見守る大人っぽかった。
でもしゃべりだすとボロをあえて見せてくれるところが
彼のサービス精神でまったく心憎い。

しばらくしてEINさん登場。
席は真ん中のテーブル席で、もうイスがなかった。
僕はイスをかっぱらってきて
彼女にすすめる。
すでにこういう「サーブする」というのが
身についてるんだなぁとふと思う。

EINさんは一目見た時にバランスのとれた女性だという感じがした。
もちろん、それは本人の自己評価とは違うだろうけど。
でも、あのしんご君と腐れ縁でも友人関係が
続くんだから、バランス感覚があるのはそうだろう。

とりあえず、まだ来るはずなので
広がっていきやすい角地があいたら皆で大移動。
動きますよーっつって手をぱんぱんと叩いたら
ぞろぞろっと。羊飼いかよ僕は。

またもメール。
伊吹さんからで、京都まで来て
ちょっとダウンしてたけどやっぱり顔を出したいので
迎えに来て欲しいとのこと。

それじゃって言って
店をするすると出て
人込みをすり抜け、ホテルのロビーに到着。
簡素なソファで一本だけ煙草を吸う。
伊吹さんは煙草が駄目だから
その前に吸っておかなきゃ。

エレベーターが忙しく動いている。
開く。違う、伊吹さんは一人のはず。
開く。違う、伊吹さんは中年ではないはず。
開く。違う、伊吹さんは日本人のはず。
開く。違う、伊吹さんは透明人間ではないはず。
開く。あぁ、はじめまして。
はじめまして。
(よかった煙草消えてて)

考えていたよりずっとスマートで女性的だった。
(だってHPだと俺とか書いてるんだから
ずれもでるってもんですよ)

台風とか大変でしたね。
車が流れていったりほんと大変でしたよ。

話によると、歩道橋の下なんかに
ごろごろっと車が軽自動車も高級車も関係なく
吹きだまりのように集まってしまったそうだ。
そんな情景を思い浮かべるが
高知とはまったく関係ないイメージで
むしろ、天災の国、日本のイメージだった。

諦めるよりしょうがありませんねぇ。
こういったことが国民性を作るんですかねぇと
すごく大雑把な和辻引用。

でも、諦めるだけじゃないから
彼女もホテルから飲み屋まで歩いてきたわけで
それには相応の歓迎がある。
ついでに僕は二度迎えてもらってやっぱり嬉しい。

(今書いていて
ふとデリダが歓迎という言葉に言及していたのを思い出す。
他者をこそ、歓待せよ)

そして、八時前くらいにはメイさんが登場。
すでに大物の貫禄。途中入場なにするものぞという感じで
風来坊の手羽先を名古屋土産にぶらさげやってきた。
お腹がすいていた僕は、そして手羽先の大好きな僕は
その場で開ける。すでに僕は傍若無人。
(その後、テツ君食べ過ぎって怒られた)

八時を回ってそろそろ開幕。
乾杯をして、本の紹介に入る。
みんな魅力的な本だ。
と、ケータイがぶるぶるっとしてるのに気づくと
熊猫(HAL)さんからだった。
どうも居酒屋には来てるのに、集団がわからないみたいだ。

立ち上がると、人を探してるらしい人がいる。
また、歓迎の声。
思ってたよりもずっとポップだった。
女の子。(本人は一番年上かも、って言ってたけど)
その日はちょっと声がでないらしくて
筆談をしていたが、そのノートが熊猫柄でかわいらしい。

本の紹介はここでは省く。
だって、単純に本の紹介をここでしても
僕らが感じていたのはそういうことではなくって
あなたに、誰かに贈りますよ、という気持ちの紹介だったから。

二杯目のストロングボウがなくなる。
(これも芯がありながらすっきりした飲み口
ドライなんかいらない!)
酔いも回ってきたので三杯目はコロナにしておく。
料理も注文して、戻ってくると
なんだか皆適当に席をうつったりしながら楽しそうだ。
あの店の中で一番エキサイティングかつ
安心できる場所に思えた。

時間が経つのはあっという間で、
気がつくと11時。
僕は幹事だから、見てみぬ振りをして、
「終電なくなっちゃいましたね、エヘ」
なんて囲い込み戦略はせずに、ちゃんと帰るべき人は
帰れるように、ひとまずお開きにした。
EINさんと伊吹さんとはここでお別れ。
でも、ほんとう、また会うことが
当然あるように思えて、寂しさなんて全然なかったんだ。


その後はことりさん宅で部屋飲みということにして
タクシーに分乗。
享子さん、しんご君、原田君と僕。
どういう話の流れかわからないけど
テツ君が一番食えないらしい。

でも、たぶん、確かにそうで
部屋について一番眠そうなのは僕だった。
基本的に連射式バズーカトークのメイさんでさえ
テツ君大丈夫?って言ってたくらいで

原田君のメヌエットを聞いたあたりで
ゆっくりと眠ってしまった。主催者なのに。
(初見かつ、酒が入ってたのに
あれだけ弾けるのは素晴らしいことだと思う。
中盤からエモーションがちゃんと入っててよかった)

でも、色々何かされていたのは知ってたし
記念品として渡したもの思う紙束について
何か笑い話とともにクレームがついていたのは聞こえてたりした。
それでも眠ってる僕はやっぱり食えないかもしれないけど
起きたあとにどうなってるかが
怖いながらも楽しみにしてたんだったりして。

目が覚めたら、ポラロイドで色んな証拠写真がとられてた。
とりあえず、一度死んでたらしい。
それから売約済みだったらしいが、
それはいくらなんでもいい加減すぎる。
僕は貨幣で、メディアだから
貨幣には値段なんかつかないんですよ。

僕はその日も朝から仕事で
6時半頃には出発した。
というか、他のみんなも出るのにあわせて出ていった。

あんまりにも外は晴れていて
幸せであることが
あまりにもわかりやすかった。

目を覚まして、皆が口を揃えて
自分の家のようだと言っていったことが忘れられない。

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